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カードのお話
 
■解釈に役立つ数字のお話■

タロットカードをよく見ると、カードには数字がついています。これは適当に並んでいるわけではなく、それなりの理由や意味合いが合って現在の順番になっています。数字にはそれぞれ数字の持つ意味があって、それにそってカードが順番付けられているのです。

カードの解釈にはこの数字の意味合いも組み合わせて込められています。例えば大アルカナの一番の魔術師には「物事のはじまり」という意味がありますが、これは1と言う数字の解釈から来ているものです。(逆に魔術師にはそういう意味があるから、カードの1番目に置かれた、ということかもしれません。)

数字が1、2、3・・と進んでいくには、一つのドラマのように最後の完成の結末まで進んでいく様子を想像するとよいでしょう。ドラマのこの部分は、数字で言うと何の状態か? そんなことを考えるのも、タロット解釈のよい練習になると思います。
というわけで数字の持つ意味についてです。

1 物事のスタート 気持ちのもっとも根本的な純粋な部分 動機となる強い気持ち
2 起承転結の「承」。スタートから少し進んだ段階。比較対照のできる二つのもの。二つのもののバランス。だけど2択しかできない状態なので、どちらかに偏ってしまう危険も。
3 2からさらに進んで成長・発展した状態。2に比べて客観的な第3の目がある。
4 3からつながる安定した状態。ひとまずの完成。だけれど、次のステップがまだまだ続いていく状態のため、ひとまずの休息点とも言えます。安定してしまったために、さらなる発展ができなくなり、行き詰まる地点でもあります。
5 4での安定がもたらした行き詰まりにより、逆に崩れて損失が出てしまった状態です。
6 5での損失を乗り越えて、再びバランスを取り戻す地点。ここではそれまでしてきたことの利益や報酬が用意されています。
7 一通り終わったところで、物事を客観的に見られるようになった段階です。一通 り終わってある結論に行き着きますが、まだまだ不満や疑問など、乗り越えなければならないものがある段階です。
8 7を受けて変化をしていく段階です。これまでの自分を根本から考え直す段階でもあります。そしてそれはラストシーンの完成へ向けて確実に進んでいく始まりでもあるのです。
9 ものごとの到達をあらわしています。ラストシーンの一歩手前、いろんなドラマのクライマックスが9です。1〜8までどうして来たか?その到達地点です。
10 物事の完成形、ラストシーンです。完成形と言っても、ハッピーエンドもあれば悲劇の結末もありです。そして終わりがあればはじまりがある、ということで10は次へのステップへの始まりをも表しています。


ストーリーがラストシーンに向けて盛り上がっていく様子がイメージできると、解釈がしやすくなると思います。これを覚えておくと、自分の占った問題が、全体のストーリーの中のどの段階にいるのか、という現在位 置を知る手がかりになります。

といっても、↑こんなこと言われてもピンと来ないでしょうから、 「世界の中心で愛を叫ぶ」で例えてみます。(ちなみに私は号泣でした(^^;) 数字の意味とストーリーを関連づけながら読んでみて下さい。

1〜3 朔太郎と亜紀が出会って、お互いにひかれ、両思いになっていく部分。
ストーリーの始まりです。
4 2人はお互いの気持ちをしっかりと確かめ合い関係は安定します。
5 その安定をくずしたのが、亜紀の発病です。亜紀はもう自分が死ぬ と分かって朔太郎を突き放したり、朔太郎も自分の好きな女の子がいつかいなくなることに悩みます。
6 でも朔太郎は亜紀と別れることなく、入院した亜紀を励まします。
2人の絆はいっそう深まり、再び関係は安定します。
7 2人はお互い強く愛しあっていることを感じ、いつか別 れが来るとわかっていてもずっと一緒にいようと約束します。でも亜紀の病状は確実に悪化して、亜紀は残りの時間をどう生きていくか考え始めます。朔太郎も、残りの時間、亜紀に何をしてやるのが一番いいのか考え始めます。
8 7の段階で考えたことをもとに、2人は残された時間をどう使うか、の結論を出します。亜紀は外に出れば死んでしまうとわかっていながら「世界で一番きれいな空が見たい」と言い、朔太郎はその望みを叶えてあげるために亜紀を病院から連れ出します。
9 2人は病院を抜け出しますが、空を見ることなく途中で亜紀は倒れてしまい、そのまま天に召されてしまいます。2人がとった行動の結末が示されます。それが正しかったのかは別 として・・・
10 朔太郎は骨になってしまった亜紀を、なかなか送ることができずに10数年亜紀を思い続けて生きていきます。でも、朔太郎を心配してくれる人に出会い、朔太郎はやっと亜紀の骨を風にのせて送ってあげることができます。そして、亜紀を思いながらも、次の新しい人生を歩む事ができるようになるのです。

ちなみに、↑この表を書きながらすでに泣きそうになっています・・・(^^; すっかりヤバい人です、ワタシ。
このドラマのあらすじはご存じの方が多いかと思いますが、数字がストーリーにそって盛り上がっていくというのはこんな感じのことです。8あたりから平井堅が流れ始めてますね(笑)

ストーリーは1〜4、5〜7、8〜10で区切れて、小さな起承転結を重ねながら10へ進んでいきます。 ポイントは、10に至ってもそこで終わるのではなくて、朔太郎が新たな人生を歩み始めたように、10はまた1へつながるという点です。そうやって人生の連続性みたいなものが保たれるのです。

小アルカナでは、この数字と各スート(ワンド、カップ、ソード、ペンタクルスのこと)の意味を組み合わせながら解釈を考えていきます。大アルカナにおいても、ちゃんとした必然性を持って各カードに数字がふられています。

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